単独検診について
ご自身のため、大切な人のために、気になるがん検診を受けてみませんか?
気になるけど、時間がない…初めてでどうしていいか分からない…など、不安を感じている方へ。
早期の段階でがんを発見し、対策をとるため、ポイントを絞って短時間でチェックできます。
実施日・受付時間
検診名 | 目安時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
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肺がん検診 | 1時間 | 午前 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | ○ |
午後 | ○ | ○ | - | ○ | ○ | - | ||
乳がん検診 | 1.5時間 | 午前 | ○ | - | - | ○ | 〇 | - |
午後 | ○ | - | - | ○ | 〇 | - |
受付時間・休診日
受付時間午前/9:00~11:30 午後/13:30~14:30
休診日年末年始・日曜日・祝日
実施内容
▼ 肺がん検診
肺がんの予後(治療の経過具合)はあまりよくありませんでしたが、治療技術が進歩し、早期のうちに発見して治療すれば約8割が治るようになりました。
無症状のうちに検診を受診した人では、早期の肺がんが発見される可能性が高いことが知られています。
しかし、がんが発見できても臨床病期(進展度、ステージ)が進んでいる状態で見つかった場合は、それだけで5年生存率が下がってしまいます。
検査内容 | 価格 |
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胸部CT検査、胸部X線検査、肺機能検査、 喀痰細胞診検査、腫瘍マーカー検査(CEA・NSE・SCC) |
29,040円(税込) |
▼ 乳がん検診
近年日本人女性に急増している乳がんですが、治療法も進み、早期に見つけて適切に治療すれば9割以上のケースで治癒が期待できます。
一次検診に用いられるマンモグラフィは科学的に乳がんによる死亡率の減少効果があると証明された方法です。
しかし、がんが発見できても臨床病期(進展度、ステージ)が進んでいる状態で見つかった場合は、それだけで5年生存率が下がってしまいます。早期に見つけると乳房を温存する治療法を選べる可能性が高く、生活の質(QOL)の向上につながります。
検査内容 | 価格 |
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マンモグラフィー検査、乳腺エコー検査 | 12,100円(税込) |
予約・申込みの流れ
予約
単独検診は、全て予約制となっております。お電話にて申し込みください。
井上病院附属診療所 人間ドック・健康診断の予約・お問い合わせ
人間ドック・健康診断 フリーダイヤル0120-86-9370
※キャンセル・日程変更・検査内容の変更をご希望の場合は、予約日の1週間前までにご連絡ください。
※受診当日にキャンセルされた場合は、来年度の健診をご遠慮いただく場合がございます。
▼ 受診日の2週間前
受診日の2週間前にご案内を送付いたします。
受診1週間前までに届かない場合はご連絡ください。
受診に必要な注意事項などが記載されていますので必ず一読ください。
問診票は全てご記入いただき、同封の案内に従って受診当日にご持参ください。
▼ 受付(当日)
※受診券等、提出書類を忘れた際はご受診いただけない場合があります。ご注意ください。
※当院から事前に問診票を送付していない場合は、当日ご記入いただきます。
問診票、受診券等をお預かり致します。
注意事項
※コースによっては、お薬の制限がある場合があります。必ず事前書類すべてに目を通し、問診票、同意書などはご記入の上ご持参ください。
※眼底検査・眼圧検査がある場合、コンタクトレンズをご使用の方はケースをご持参ください。
※当日はできる限りお車での来院はご遠慮頂き、公共機関をご利用ください。
※生理中の場合は、尿検査・便検査・子宮細胞診などの検査ができない場合がある為、日程の変更をご連絡ください。都合により、再来院していただく場合があります。
また、妊娠中の方、妊娠の可能性がある方は子宮細胞診・胃カメラなどの検査ができない場合がありますので事前にご連絡ください。
▼ 二次検診
一次健診を生かすためにも「自分の体を知るよいチャンス」と思い、対象となったときは必ず二次検診を受けましょう。
大切なのは「受けた後!」です。
再検査や精密検査が必要であるにも関わらず、「何も自覚症状はないし、大丈夫だろう」など自己判断で放置してしまっては、せっかくの一次健診(人間ドック)も無駄になります。
検査結果に再検査や精密検査の案内があった場合には、面倒でも必ず検査を受けましょう。
治療が必要となった方は、医療機関を必ず受診してください。
検診のメリット
メリット1
「救命の効果があります」
最大のメリットは、早期発見、早期治療による救命です。
メリット2
「早期のがんを発見できます」
症状があって外来を受診した場合には、進行したがんが見つかるケースが少なくありません。
一方、がん検診は特に自覚症状もなく、健康的に日常を過ごしている人を対象にしています。
早期であれば治せる可能性は非常に高く、治療も軽くすむことが多いので、身体的負担・経済的負担や時間は一般的に少なくてすみます。
重い自覚症状をきっかけに進行がんで見つかった場合の治療は身体にかかる負担が大きかったり、時間がかかります。治すことが難しいこともあります。
早期の段階で見つけられるように、がん検診は定期的に受けることをおすすめします。
メリット3
「がん以外の病気も見るけることができ、治療に結びつけられます」
がん検診は、がんを見つけることが目的ですが、早期がんを見つけるばかりでなく、がんになる前段階の病変が見つかることもあります。
こうした病変が軽い場合は経過を観察して、必要に応じて治療することで、がんになることを防ぐことができます。
メリット4
「安心して生活を続けられます」
がん検診を受けて「異常なし」と判断されれば、ひとまず安心してすごすことができます。
ですが、日本人の2人に1人ががんを患い、3人に1人はがんでなくなる時代、「過信」は禁物です。
検診のデメリット
デメリット1
「がん検診の判定・診断の結果が100%正しいというわけではありません」
がん検診技術は、目ざましく進歩しています。 しかし、「異常なし」という判定は、「あなたの身体にはがんはありません」ということではありません。
少しでも検診の精密を高めようと努力・工夫をしていますが、がんの場所や種類によっては見つけづらいことがあります。また、見落とすこともあるのが現状です。
デメリット2
「検査によって身体に負担がかかってしまうことがあります」
がんによっては自然に消えてしまうようなものや、良性ですぐに治療しなくても問題ないものもあります。 しかし、それは二次検診(精密検査)をしたり、疑わしい部分の組織をわずかに取って調べてはじめて判ることです。 結果的には、二次検診や組織をとる必要がなかったことになってしまうこともあります。
がん検診にはメリットとデメリットがあります。このことをよく知った上で検診を受けてください。